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本記事は予約投稿により表示されております。
内容は記事執筆時点(2011/12/28)のものに基づいておりますので、
事実と異なる箇所がある可能性がありますが、ご了承ください。
また、コメントの返信も遅れが予想されますので、気長に待って頂ければ幸いです。

2012年になりました。皆様、明けましておめでとうございます。
本年も「Keihan7203Fの独り言。」をどうぞよろしくお願い致します。

2012年も、鉄道に関して様々な出来事がありそうですね。
新年最初の記事は、2012年(2012年度)の予想される出来事を考察します。


~ 京阪編:「進化する京阪電車」の第1段階達成 ~

まずは、弊ブログで既に特集している話題も含めて、2012年の京阪の動きを見てみます。

新型車両の導入と旧型車両の廃車
2012年春より、京阪電車では宇治線を中心に新型車両:13000系を導入します。
これに伴い、宇治線で活躍してきた旧型車両:2600系の廃車が予想されます。
(詳しくは、僕の私感を交えた記事各所の指摘を交えた記事をそれぞれご参照ください)
2600系は、下回りの機器類こそ製造から30年程度しか経過していませんが、
車体は古いもので1959年製のものもあり、既に50年以上経過しています。
2200系と共に、置換えの時期が近づいているのは間違いないでしょう。
 
新塗装化の完了、イメージチェンジに一区切り
京阪電車では車両の新塗装化を平成24年度中に完了するとしています。
長らくの伝統であった旧塗装が完全に消滅し、新たな塗装に統一されるという意味では、
中之島線開業+100周年を主軸とするイメージチェンジに一区切りつくと言えます。

P1040420.JPG
▲定期検査で新塗装にならなかった8531Fの処遇も気になるところです。@樟葉
 
中之島開発に目処?
2012年度(とはいえ2013年3月ですが)には中之島4丁目の開発が行われる模様。
ホテル・オフィス・商業施設の集まる複合高層ビルができるようです。
これによって、中之島の活性化・中之島線の利用増加を期待したいところですが、
景気的な問題・アクセス的な問題(北摂~中之島の需要はあるのか)から見ると、
一概に楽観することはできず、今後も中之島線増収策を検討すべきかも知れません。

次期中期経営計画への移行
更に、2012年3月を以て京阪グループの中期経営計画「ATTACK2011」が終了し、
新たな中期経営計画に移行することとなると思われます(公式からの発表はなし)。
「ATTACK2011」では、ホテル業・ビル関係への進出が目覚ましかった一方で、
タクシー業等の不採算事業を手放す等、大胆な経営安定化が図られました。
「ATTACK2011」でそれが完了したとは言えない面もあるかも知れませんが、
最終的には、2020年度経営ビジョンとして、「"選ばれる京阪"への挑戦」をするようです。

車両の置換えに伴う省エネ化、企業イメージ一新の完了、そして次期経営計画への移行。
2012年は、100周年となった2010年に続いて京阪にとって節目の年となることでしょう。
特に、2015年程度迄のビジョンが示される次期中期経営計画の発表には関心が高まります。


~ 関東編①:東急の渋谷再開発事業と副都心線 ~

続いて、僕の身近な鉄道(=関東圏)の鉄道で起きるであろう2012年の動きを見てみます。
まずは東急の渋谷を中心とする変革を取り上げてみます。

「Hikarie」誕生
2012年春、渋谷に東急グループの大型商業施設「Hikarie」がお目見えします。
東急では大々的に宣伝していますし、建物自体は既に完成しています。
元々「Hikarie」のあった場所には東急文化会館があり、プラネタリウムで有名でした。
それが新しく生まれ変わるというのは、渋谷再開発事業の象徴的存在でしょう。

渋谷の区画整理事業
現在、渋谷では区画整理事業が行われている模様で、
昨年10月には渋谷駅東口にあったケヤキの木が撤去される等の変化が見られました。
これにより混雑の激しかった宮益坂下の交差点周辺の人の流れが幾分か改善され、
以前ほど通行にストレスを感じないように(個人的には)思います。
 
副都心線直通で動くもの:具体的に
ここまでだと、全く鉄道に関係のない話になってしまいますね。本題はここから。
2012年度に東急東横線と副都心線との直通運転を開始すると東急はしています。
これに伴って、東急東横線は副都心線の地下ホームから発着するようになり、
現在使われている高架ホームは廃止されることになっています。
しかし、跡地に埼京線・湘南新宿ラインのホームを移設して利便性を確保するようです。
また、銀座線の移設もあるようで、それと思わしき橋脚が渋谷駅東口に見られます。

P1100347.JPG
▲「Hikarie」に刺さっていることから、ただの連絡通路の可能性も否めないが果たして?
 
副都心線直通で動くもの:抽象的に
今度は、副都心線開業によって発生する新たな「人の動き」を捉えてみましょう。
まず当然、東横線沿線⇔副都心エリアの人の動きが生じることが考えられます。
更には、西武・東武沿線⇔東横線沿線といった、副都心線を介した間接的流動も、
今後発生するのではないかと思います(蓋を開けないと分からない部分も多いですが)。
これは、観光的意味(川越・みなとみらい・秩父等)もあるかも知れませんが、
通勤・通学においても、自宅⇔郊外の会社・学校という移動も十分考えられます。
 
このように、渋谷の再開発・区画整理・アクセス向上が実現し、
「新たな渋谷」がお目見えするのが東急にとっての2012年と言えるのかも知れません。
東急のブランドタウンとして、更なる飛躍が見込まれることでしょう。

 
~ 関東編②:スカイツリーに全てを賭けた東武 ~

皆さんご存知の通り、高層ビルの林立を背景とした東京タワーでは電波の届かない地域の発生。
それを解消する為に建設されているのが東京スカイツリーです。
建設地がもともと東武鉄道業平橋駅のホーム跡だったこともあってか、
スカイツリーの運営は東武が筆頭株主の東武タワースカイツリー株式会社が行なっています。
ここでは、これを機に東武鉄道が仕掛けている戦略を紐解いてみます。

CI変更、新しい印象に
東武鉄道の広報物等に掲載されているロゴマークと言えば、
長らく東武鉄道というように、文字が太い独特のフォントで傾いているものでした。
ところが、最近になってアルファベットで「TOBU」と書かれたものに変更されています。
同時にイメージカラーとして「フューチャーブルー」(要するに青)を制定。
ここに、企業イメージの一新が意図されているのは間違いありません。
 
東京スカイツリーの最寄り駅・業平橋の立ち位置変化
東京スカイツリーオープンと同時に、最寄り駅・業平橋が大きく変わります。
まず、そもそも駅名が「とうきょうスカイツリー」に
「東京」が平仮名なのがミソで、より親しみをもってもらうという意図があるようです。
そして従来全列車が通過していた特急上りの全列車・下りの一部列車が停車します。
いかに東武がスカイツリーを重視しているかがよく分かる施策と言えそうです。
ただ、「とうきょうスカイツリー」駅は些かやり過ぎな気がするのと、
有料特急で日光・春日部方面からわざわざスカイツリーに赴く需要があるのかは疑問。
 
スペーシアのリニューアル
本ブログでも取り上げましたが、スペーシアが登場から20年以上経過していることから、
リニューアル工事が行われることになりました(第1編成は昨年末より運行開始)。
3種類の塗装はいずれもイメージカラーの「フューチャーブルー」を巻き、
側面のスペーシアのロゴや車内のマークもスカイツリーを意識したデザインとなります。
スカイツリーに機運を賭けた東武のイメージチェンジの具現化と言ってもいいでしょう。
ただ、従来の日光・鬼怒川方面のイメージが薄れていることに疑問を抱く声もあります。
 
P1100204.JPG
▲旧塗装は、日光・鬼怒川方面に向かう列車を象徴する色と位置づけられていました。@梅島

浅草駅再起
スカイツリー中心の東武ではありますが、実はターミナル・浅草の再起も図っています。
現状では、北千住~北越谷間の日中の普通は全て北千住から日比谷線直通、
日中の急行は全て曳舟・押上から半蔵門線直通となっており、
浅草へ行くのは区間準急と有料特急、それに北千住発の普通のみの状態。
都心部アクセスを考えたとき、浅草のターミナルは明らかに不利なのです。
そんな中、東武は2012年に浅草駅を開業当時の外観に復元するとしています。
ここには、観光的要素として東武浅草を再起させようという狙いがあるように思われます。
 
総合的に、スカイツリーに向けた様々な変化の目立つ東武。
ですが、東京スカイツリーへの需要が爆発的に大きいものかと言えば、まだ未知数。
開業フィーバーの去った後どのように変遷していくのか、注意深く見守る必要があります。


今回は3つの「2012年」を紹介しましたが、他にも様々な変化があることと思います。
ただただ、昨年のような悲惨な出来事が起こらない、平穏な年になることを祈るばかりです。

ではでは。
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