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こんばんは。ここ最近の考え事が「13000系まだか!」ばっかりなKeihan7203Fです。
昨年末に一度構体は敷地外から見える場所にお目見えしたらしいですけどね…気長に待ちましょう。

さて、以前ツイッターでつぶやかせて頂いた通り、定期列車が廃止となる急行「きたぐに」について、
JR西日本・JR東日本新潟支社より春の臨時運転のあらましが発表されましたのでまとめてみます。

P1100603.JPG
▲定期列車ではまもなく廃止される急行「きたぐに」。利用客低迷が原因です。@亀田

~ 概要 ~

1.新潟駅の発着時刻の変更

定期「きたぐに」では、新潟ゆきが新潟08:29着、大阪ゆきが新潟22:58発となっていますが、
臨時「きたぐに」では、新潟ゆきが新潟06:54着、大阪ゆきが新潟22:37発に変更されます。
尚、大阪駅の発着時刻は従来通りです(どこまで時刻が変更されるのかは不明)。


2.車両(組成)の変更

定期「きたぐに」では、A寝台が1両、B寝台が4両、グリーン車が1両、自由席が4両でしたが、
臨時「きたぐに」では、B寝台が6両、グリーン車が1両に変更され、A寝台・自由席は消滅します。


3.停車駅・経由地の変更

定期「きたぐに」の停車駅は、大阪・新大阪・京都・大津・彦根・米原・長浜・敦賀・武生・福井・小松・
金沢・高岡・富山・(滑川)・魚津・(黒部)・(入善)・(泊)・糸魚川・直江津・柿崎・柏崎・来迎寺・長岡・
見附・東三条・加茂・新津・(亀田)・新潟でした(括弧内の駅は新潟ゆきのみ停車)。
臨時「きたぐに」では、京都~敦賀間が湖西線経由になり大津・彦根・米原・長浜は通過となります。
また、新潟ゆきにおおける新津→新潟間快速の設定がなくなり、亀田も通過となります。


~ 考察と予想 ~

1.新潟駅の発着時刻の変更 ~ 快速「おはよう信越」とのバッティング回避か?

定期「きたぐに」の新潟ゆきに関しては、直江津~新潟間で通勤客の需要が認められることから、
廃止後も代替として快速「おはよう信越」が同様の時刻で毎日運転されることになっています。
(快速「おはよう信越」を含めた新潟地域のダイヤ改正についてはこちらの記事をご参照ください)
従って新潟ゆきに関しては、臨時急行「きたぐに」を現在の時刻のままで運行することは不可能であり、
この点を解消する形での時刻変更が行われているものと見られます。
そもそも、「きたぐに」の新潟到着が08:29と遅いのは通勤客輸送を兼ねている要素もあるので、
快速「おはよう信越」にその役目を譲ったことにより早くすることができた、とも言えます。

尚、大阪ゆきの新潟駅での発車時刻が若干早まっている原因はよく分かりません。
そればかりか、22:37発だと後続の22:38発・普通長岡ゆき(土休日は新津ゆき)がノロノロ運転に…。
(先行している臨時「きたぐに」の方が早いので一時的な問題なのでしょうが)

P1100593.JPG
▲快速「おはよう信越」に使用されるとみられる485系6両編成。@新潟


2.車両(組成)の変更 ~ 通勤客輸送の切り捨て?

まず、車両については現在のJR西日本所属の583系が継続して使用されるものと見られます。
これは、公式プレスリリースにおける「電車三段B寝台車」を有する車両が583系しかなく、
JR東日本所属の583系は6連1編成のみであり7連の組成は不可能だからです。

続いて、自由席の消滅について。
急行「きたぐに」での自由席車両の設定意図の1つとして、都市部での速達客輸送が挙げられます。
急行「きたぐに」を速達列車として自由席特急感覚で使う、ということです。
しかし、臨時列車では、定期的に利用する速達客はいないので、速達客輸送を考慮する必要はなく
従って自由席の設定も必要ないことから消滅に至ったものと思われます。
(尚、全席指定席である「おはよう信越」に関しては着席による快適化を図ったものと解釈できます)

P1100610.JPG
▲自由席はボックスシート構造。まぁお世辞にも長距離移動向けとは言えません。@新潟

また、A寝台については根拠はありませんが、
個人的には「多客期でも利用が少なかったのかな?」と勝手に予想しています。
(急行としての「きたぐに」には乗ったことがないので、この仮定が誤っている可能性は十分あります)

で、これらの分を吸収する意図なのか分かりませんが、B寝台は増車となっていますね。
(個人的には「ノビノビ座席」的な"指定席"もあったらと思うのですが…贅沢な要求ですね)


3.停車駅・経由地の変更 ~ 臨時列車としての輸送に特化?

湖西線経由への変更について。
長浜・米原・大津からの通勤客を輸送する必要がなくなるからなのか、
はたまた「新潟ゆき」を早い時間に到着させる為の所要時間短縮策なのかは分かりませんが、
鉄道ファンにとっては夏場の湖西線で「きたぐに」を撮影できるようになる喜びはあるでしょう。
恐らく主たる理由としては前者なのではないかと思っています。

新津→新潟間の快速消滅・亀田通過も、やはり通勤客輸送からの撤退と解釈できます。
自由席が消滅しているので快速化されたところでグリーン料金か寝台料金が必要なのですが。


と、ここまで臨時急行「きたぐに」について簡単にまとめてみましたが、
まずは実際に運転される様子を見て、実情を見てみるより他はありませんね。
(ただ、自分は関西人でも新潟人でもないので実情を見るのは難しいと思いますが…)

ではでは。

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