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こんにちは、ここ最近PCの不調で機嫌の悪いKeihan7203Fです。
そう言えば、先日発売の鉄道ジャーナル5月号にて京阪13000系が特集されていましたね。
そのうち他の鉄道雑誌も追随してくれることを期待して、引き続き都営バス記事を綴ります。


~ 先進的系統[C・H01] ~

 
新宿駅西口からはC・H01という系統に乗車。
新宿→都庁→都議会→新宿という片方向循環で運行されている系統で、京王と共管です。
都庁移転時から運行していますが、「C・H」はCity Hallの略だそうで…カッコつける必要もないのに

尚、乗り場は他の系統が発着しているロータリーやホームから階段を下りた地下となります。
各種地図での案内も「地下」としか表示しておらず分かりにくいですが、
タクシー乗り場の方に向かって歩けばターミナルの風格を感じないバス停が立っています。

P1110661.JPG
▲低い地点から眺める新宿もまた新鮮。発車までの時間は窓から上を眺めてみては。@新宿駅西口

この系統の特色としては、バリアフリー・エコ等に先進的であることが挙げられます。
最初にこの系統に導入された車両は超低床車車いす用リフトがついている車両もありました。
その後、黎明期と言える時期からノンステップバスを先進的に導入。
今ではノンステップバスは当たり前ですが、最近ではエコアピールとしてCNG車が充当されています。
都庁のお膝元を走る系統だけあって、PRには恰好と言えるのかも知れませんね。


~ 路線の改廃を語る意外な証人…? ~
 
さて、乗車時に注目したいのが路線図です。そう、営業所単位でしか路線が載っていないもの。

P1110664.JPG
▲何か面白い点に気付きませんか…?斯く言う自分も某掲示板での投稿を見て気付いたのですが。

小滝橋営業所に系統の設定されていない原宿駅・渋谷駅・千駄ヶ谷駅が強調表示されているのです。
信濃町・四ッ谷・浜松町・有楽町・上野・代々木の各駅と比較すれば違いは鮮明です。

これは、かつて原宿・渋谷・千駄ヶ谷を通る系統が小滝橋営業所に存在したことを示しています。
具体的に言うと早81(渋谷駅東口~早大正門)のことなのですが、
現在は渋谷営業所新宿支所所管となっているので小滝橋営業所の地図からは消されているのです。

では、何故下部に不自然な空間の残ったままの路線図を使うのか?理由は簡単です。
新たな路線図を発注するコストを削減する、というのが有力でしょう。根拠は明確ではありませんが。


~ 循環バスで循環しちゃった! ~
 
話を[C・H01]に戻します。流石に新宿駅西口まで舞い戻るだけの乗車は気まずいと思い、
どこで降りようかなぁ…と思っているといつの間にか都議会議事堂停留所を通過。

P1110665.JPG
▲都議会議事堂はビルの下に存在。高速バス・路線バスも駐車しています。@都議会議事堂

そして放送で「次は、新宿駅西口、新宿駅西口、終点でございます」と言われ、
あっという間にトンネルを抜けてタクシーも停車している地下へと戻ってしまいました…。
まぁ、これはこれでよしとしますか(笑)

あ、自分は定期券利用なので運賃を気にしませんがこの系統の運賃は大人180円。
通常系統が200円、私鉄系バスは210円ですから比較的割安なのではないでしょうか。


~ 貴重になりつつあるもの ~

今度は再び地上に上がって、宿75(新宿駅西口~東京女子医大・三宅坂)に乗ります。
この系統の姉妹系統としては宿74(新宿駅西口~東京女子医大)が挙げられますが、
その違いは経由地。75は抜弁天経由、74は国立国際医療センター経由と案内されます。
誤乗があると結構厄介な系統だけに始発停留所・新宿駅西口での対策はバッチリ。

P1110668.JPG
▲乗車位置の分離を行っています。鉄道でも一部私鉄で見受けられる方法ですね。@新宿駅西口

で、本当は三宅坂ゆきに乗りたかったのですが到着したバスに一目惚れ、というか興奮。
東京女子医大止まりだったにも関わらず飛び乗ってしまいました。

P1110679.JPG
▲健在の方向幕、生産の打ち切られた車体、後方のデッドスペースが懐かしい。@東京女子医大

最近の都営バスというと、ノンステップバスすら廃車対象になるまでに車両代替が進みました。
(廃車とは言っても、現在は車両を失った被災地のバス事業者に無償譲渡されていますが)
初期ノンステップバスの特徴である「後方の無駄なスペース」を有する車両がなくなりつつあるのです。
(写真の車両もあと1~2年の命のようです)

P1110672.JPG
▲助手席側の座席が安全上の理由なのか何なのか、設置されなかったのも特徴。

自分の母もたまに「なんであそこに座席ないの?こんなに混んでるのに」と愚痴りますが、
ここに座席を設置する是非が問われていたということです。
(今でもここに「幼児の1人乗りはご遠慮ください」等の表示がしてありますよね)

P1110676.JPG
▲都営バスの座席モケットと言えば「みんくる」ですが、イチョウの葉だった時期もありました。

この車両の導入された翌年に導入された車両よりモケットが変更されたので、
このモケットの絶滅はもはやカウントダウン状態と言っても過言ではありません。

バスに興味がなければどうでもいいことかも知れませんが、
記録として本ブログに写真だけでも載せておくことにした次第です。


次回の記事ではスカイツリーまで行けたら、と思いますが築地止まりになりそうな予感…。
それでは。
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無題
180円ですか・・・。学バス系統の170円に比べると高いんですね。どうやって決めているんでしょうね、そういう微妙なところは。
starnewone URL 2012/03/22(Thu)19:26:55 編集
Re:無題
面白いところですよね…。
200円より割安なのは都庁アクセスを容易にするため、等と推測が立ちますが。

ただ、1つ勝手に思うのは、
学バスの運賃が物価の変化に合わせて上昇していったものなのに対して、
C・H01のそれは系統開設当時から変わらぬ運賃であり、
その点で相違が生じているのでは?という気がします。
【2012/03/24 12:55】
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