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さて、これまで女性専用車について延々と考えてきましたが、
息抜き(?)的な位置づけとして、女性専用車に似て非なるものを紹介します。

まずはこちらのブログ記事を御覧ください。
記事はおよそ3年前のものですが、京阪電車が50年前から実施している、
「後部2両 女学生・児童優先」という制度の説明がありますね。

この記事の後、京阪電車では数回ダイヤ改定を実施しています。
現在では、中之島発香里園ゆき普通(R0702K)がこの制度の該当列車だと思われます。
(ダイヤ改定後のネットの情報が少なく、これはあくまでも憶測ですが)

ところでこの列車、なかなか中途半端。

①中之島始発 … 利用者数の少ない中之島線始発。
②香里園ゆき … 起源は納得ですが、枚方市ゆきにしないと遅延が発生しやすくなります。
普通 … 京橋で準急、複々線で区間急行特急快速急行準急特急に抜かれます。

香里園に停車する準急2本、快速急行1本に抜かれるのは何とも…。
まぁ、優等列車は利用率が高いので、それを避けて普通、という選択も考えられますが…。

で、最大の問題はこの優先制度が全く浸透していないこと。
編成の前後にHMを掲示しているだけで、時刻表にも注記なし。
学生の利用率も低く、「名ばかり列車」というあだ名を付けた人もいるとか…。

今回の改定でこの制度が存続しているかは定かではないですが、
存続するならもっとテコ入れを、需要が少ないなら廃止をするべきなのでしょうか。
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関東の鉄道各社では、現在節電ダイヤによる運行が行われています。
通常の時刻表の上から臨時時刻表が貼られる形で対応がなされていますね。

ところで、関西でも間引き運転のシミュレーションが行われています。
こちらの記事によると、大阪市営地下鉄御堂筋線では、
朝ラッシュ時のダイヤを夕ラッシュ時のダイヤに変更すると1割、
休日ダイヤに変更すると2割の電力カットになるという試算結果が出たようです。

そこで、御堂筋線梅田駅・なかもず方面の時刻表を見て本数を確認。
朝ラッシュが29本/時(8時台)、夕ラッシュが24本/時(18時台)、休日が20本/時(8時台)でした。
本数を2割落とすと1割、1/3落とすと2割の電力カットになるということでしょうか。

これを1つの参考資料として、京阪電車の節電ダイヤを考えてみます。
現行ダイヤでは以下のような列車構成になっていますね。

特急】淀屋橋~出町柳 … 6本/時
急行】淀屋橋~樟  葉 … 4本/時
準急】中之島~出町柳 … 2本/時
普通】淀屋橋~出町柳 … 2本/時
普通】中之島~出町柳 … 2本/時
普通】中之島~萱  島 … 2本/時

これで18本/時です。
国の法令では、鉄道は正午~午後3時に限り15%節電が義務付けられているので、
3割程度削減する必要があります(目安ですが)。そうすると12本/時…。結構厳しいですね。
真っ先に急行・準急が餌食になるでしょうが、寝屋川・守口地区の住民は不便になってしまいます。

そこで、VVVF車を積極的に運用させることを考えます。
・特急13運用のうち、6運用を3000系充当にする(フル稼働)。現行では4~5運用程度が3000系。
・急行6運用は全て7200系・9000系充当にする。現行では6000系との共通運用。
・7連運用には、積極的に新車(7200・7000系・6000系等)充当にする。
・萱島運用は8連運用とした上で7200系・9000系を1運用、6000系を1運用充当する。

こうするとどのくらい節電効果があるのでしょうか?
209系は、103系電車と比べて47%の電力で走行できるみたいですが…。
これだけでさほど電力削減が図れるとは思えません。

まぁ、駅照明の消灯等、運行本数の削減以外にも節電対策は考えられるので、
12本/時相当迄減便する必要もないようにも思います。
ただ、関東とは違ってVVVF率が低いだけに、心配な面もありますね。

しかし、関西私鉄で有利なのは、直通運転が比較的少なく、
他社との利害関係の調整が比較的容易なこと。
まぁ、阪急淡路や近鉄大和西大寺等、構造上ダイヤ設定が難しい駅もありますが。
京阪ダイヤ改定2日目。初日は京都競馬場でのイベントが賑わったようです。
なんでも、初日の初電(淀→出町柳)でつけられた記念HMが早くも売りだされたようで…。

さて、今回は京都競馬場でのイベント時に運転される臨時急行、通称「馬急」を考えます。
同じ要領のものは、京王競馬場線からの臨時急行というものがありますね。

今回のダイヤ改定前は、2種類の「馬急」がありました。

快速急行の臨時停車 … 土休日一部時間帯で実施
臨時特急臨時急行の運転 … 大規模イベント開催時に運転

①は、ダイヤ的にも都合のよい戦略であり、枚方市より京都側の10分ヘッド維持には必要でした。
というのも、8000系による特急はどうしても乗降時間がかかるので、
3000系による快速急行は10分ヘッド維持のためにスピードダウンせざるを得ないのです。
その余分な時間を使って淀に臨時停車させることで、10分ヘッドを保っていました。

一方の②は、枚方特急のスジを淀に延伸する形で運行されていました。
枚方特急亡き今は不可能な芸当です。
臨時急行は全くの裏スジであり、その大半が中之島ゆきだったように思います。
余談ながら、臨時特急が運転されると特別な発車メロディー「フィガロの結婚」が流れ、
京阪ファンの皆さんの中でも話題となっていました。

そして今回は、その「馬急」が定期列車となりました。
パターンダイヤに組み込まれている樟葉ゆきの急行を淀まで延長運転するという形です。
復路も同様に、樟葉からの急行が淀から運転されるという形態となりました。
この急行は、終点まで特急に抜かれないので、空気輸送になることもなく、工夫されていると言えます。
(かつて、香里園で特急に抜かれていた枚方急行とは大違いです)

ところが、この列車は片道5本程度で、かつての快速急行臨時停車と較べると利便性は劣ります。
上りの臨時列車に至っては、普通三条ゆき1本のみ。

是非、特急の臨時列車を日中に渡ってお願いしたいところです。
具体的には、3000系充当の特急を綺麗に30分に1本として、それらを停車させるイメージでしょうか。
こうすれば、視覚的にも「青い特急=淀停車」と、分かりやすいでしょう。
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